TYPO3のインストール

はじめにTYPO3のインストールにはApacheIISなどのWebサーバー。PHP4以降の動作。データベースとしてMySQL(4.1以降?)が必要になります。

その他ImageMagickやGDなどの画像編集ライブラリが入っているとより高機能に利用できます。

以下簡単な流れです。

  • パッケージの取得

http://typo3.org/download/packages/

オフィシャルサイトより最新版の取得をします。DammyとSouceと2つのパッケージがあり、複数サイトを運用する場合にはDammyをサイト分用意して、1つのSourceパッケージへシンボリックリンクして利用します。

ただし、日本の通常の環境では複数サイトを同じ環境上で立ち上げることは少ないでしょうから、「Source with Dummy site」と最初から一緒になっているパッケージを利用した方がよいと思います。

こちらですとシンボリックリンクが必要ありませんので、複数設置する場合でもこちらの利用をお勧めします。

分離してあるメリットはSouce版のインストールマニュアルに書いてありますが、複数サイトを運用しているときに、TYPO3のバージョンを複数設置してもシンボリックリンクの張替えですぐにバージョンアップできるって書いてありました。

さすがエンタープライズ向けCMS! でも普通そこまでしないよね。

  • 解凍
wget http://prdownloads.sourceforge.net/typo3/typo3_src+dummy-4.1.5.zip?download
unzip typo3_src+dummy-4.1.5.zip

でもできますが、Windows上で解凍してからFTPなどでコピーします。中味を調べたりしますからね。お好きなように設置します。

  • DBの準備

「utf8_general_ci」でDBを作成しておきます。後のインストール画面でも作成することができますので、ここで作ることは必須ではありません。

  • 環境依存処理

XREA系のサーバーの場合safe_modeで動いているので、正常に動かすことができません。CGIモードで動くように「.htaccess」を設置します。

AddHandler application/x-httpd-phpcgi .php

と書いたファイルをTYPO3のルートフォルダに設置します。

また、一般的なサーバーの場合PHPのメモリー設定が8MになっていますのでTYPO3ではメモリー不足で落ちてしまいます。メモリー設定を増やす必要があります。(XREAの場合設定する必要はありません)

php_value post_max_size 50M
php_value upload_max_filesize 50M
php_value memory_limit 50M

とりあえず50Mに増やしてみます。32M以上で動いたと思いますが少し多めに設定しておきます。この辺の設定に関しては以下のインストールツールの一番下にある「Install Tool is running in '123' mode. Click here to disable.」を選ぶと詳細設定を見ることができます。

パスワードを聞かれた場合には「joh316」が初期パスワードになります。一番上の「Basic Configuration」で警告がなくなる状態に変更していきます。

「/typo3temp/, /typo3conf/, /typo3conf/localconf.php, /typo3conf/l10n/」へ書き込み権限を最低限与える必要があります。とりあえずフォルダの権限を777にします。管理者権限があればWeb サーバーの所有者にしてしまってもよいかもしれません。

本当はもう少しあるのですが、後で変更します。XREAの場合にはCGIモードでPHPを動かすので設定の必要がありません。

  • 設置した場所にアクセス

最初にダイアログで警告がでますが、とりあえず無視しても大丈夫です。

The Install Tool is locked.

Fix: Create a file typo3conf/ENABLE_INSTALL_TOOL
This file may simply be empty.

For security reasons, it is highly recommended to rename
or delete the file after the operation is finished.

セットアップするためには、「typo3conf」フォルダ以下に「ENABLE_INSTALL_TOOL」というファイルが必要になります。

てことで空のファイルを作ってコピーしてみます。

  • インストールツール画面表示

なにか警告が表示されている場合にはパーミッション系のエラーになります。ここの画面にて「typo3temp」フォルダ以下に作業用のフォルダを作成しています。

最初の画面はデータベースのパラメーターですので、データベースへの接続設定を入力します。

  • DB選択

新しいDBを作るのか、既存のDBを利用するのかを聞いてきます。ここでは先ほど作ったDBを選択します。ちなみにTYPO3XOOPSなどのようにプレフィックスがないので、1サイトに対して1DBが必要になります。

この辺がセキュリティー的に分離した方がいいってエンタープライズ的な考え方かも知れませんが、複数設置する場合にはレンタルサーバーだとネックになる可能性があります。

  • DBテーブル作成確認

新しいDBなので、テーブルを作成するか確認してきます。そのまま「Import database」を選らんでテーブルを作成します。

  • 完了画面

インストールが正常に完了したと表示されます。ここからフロントページへのリンクや、管理者ページへのリンクが設置してあります。

  • 管理者ページを開く

「Go to the backend login」をリンクして管理者ページに遷移します。管理者ページの初期パスワードですがユーザー名が「admin」でパスワードが「password」になっています。

  • 日本語化手順

いろいろ警告が出ていると思いますが、まずは日本語化します。途中でタイムアウトなどで真っ白になった場合には何度か最初から繰り返します。TYPO3は転送結果などをリアルタイムに表示していますが、AJAX的な方法ではなくセッションを完了させておらず、どんどんサーバーから上書きするような情報を送信して擬似的にプログレスバーなどを実装しています。

圧縮して転送しているXREAなどのサーバーに関しては、途中経過を表示することができませんので、しばし待ってください。

    • 左メニューから「Ext Manager」を選択
    • 「Extension Manager」のプルダウンメニューから「Translation handling」を押す
    • 「Languages to fetch」で「Japanise」を選択し「Save selection」を押す
    • 「Check status against repository」を押す
    • 「Update from repository」を押す
    • 「Save selection」を押す
    • 左メニューから「Setup」を押す
    • 「LANGUAGE:」を「Japanise」にして「Save Configuration」を押す


日本語に設定できない場合には「/typo3conf/l10n/」への書き込み権限を与えていない可能性があります。この場合には日本語リソースの更新ができないのでエラーになります。書き込み権限をつけると共に「/typo3temp/」にある翻訳ファイルのアーカイブも削除する必要があります。

日本語化できた場合には一度F5などでブラウザ全体を更新すると左メニューなども日本語化します。1年前はここの左メニューにも未翻訳の単語がありました。。。たまりかねてそこの翻訳をしたのは私なので超訳になっています。ごめんなさい!

一応日本語コミッターの人もいるようですが、あまり更新されていない気がします。どんどん未翻訳が増えていく。。。

  • 管理者ページのTOPページの警告対策


当初何個か警告がでていると思いますので、直していきます。

    • 「The password of your Install Tool is still using the default value "joh316"」

これはインストールの際に利用したインストールツールのパスワードが初期設定のままの場合に表示されます。左メニューの「インストール」からインストールツールに移動して、新しいパスワードを設定します。

インストールツールのパスワード変更後に、パーミッションの変更を行います。インストールツールの「Basic Configuration」を選択して、「not writable」と表示されるディレクトリに書き込み権限を付けていきます。

typo3temp/
typo3temp/pics/
typo3temp/temp/
typo3temp/llxml/
typo3temp/cs/
typo3temp/GB/
typo3conf/
typo3conf/ext/
typo3conf/l10n/
typo3/ext/
uploads/
uploads/pics/
uploads/media/
uploads/tf/
fileadmin/
fileadmin/_temp_/


最終的には上記のフォルダが書き込み権限必要なようです。

    • 「The backend user "admin" with password "password" is still existing」

アドミンのパスワードが初期設定なので変更します。左メニューから「セットアップ」を選び新しいパスワードを設定する。

    • 「The Install Tool is enabled. Make sure to delete the file...」

インストールツールが有効になっているので無効にします。作成したファイルを削除するか一時的に名前を変えると無効になります。

もう一度使いたい時には再度指定されたファイルを作成します。

    • 「The Reference Index table is empty which is likely to be the case because you just...」

データベースのチェックとアップデートを行います。左メニューから「DBチェック」を選択しメニューから「Manage Reference Index」を選択します。

その後に「Update now!」と「Check now!」を実行します。

  • 最後に

上記で初期インストールは完了しました。

が、、、このままだと少し文字化けする可能性があるので、以下の処理を行います。

typo3conf/localconf.php に以下を追加する。

    $TYPO3_CONF_VARS["BE"]["forceCharset"] = "utf-8";


これはブラウザがunix系の場合はeucjpで、Windowsの場合にはsjisTYPO3が返してくれる親切機能を切るための設定になります。これを切らないと文字化けが結構発生します。


通常はこれだけで大丈夫なのですが、内部的にも変換をかけているようですので、以下の場所も変更します。
/t3lib/class.t3lib_cs.php の charSetArray の該当行を変更します。

-       'jp' => 'shift_jis',
+       'jp' => 'utf-8',


ここの設定は内部的な文字コード処理になります。XMLなどのデータに関してここで設定されている文字コードに変換した後に、forceCharset で設定した文字列に再変換します。

翻などの文字がsjis変換で化けますので、上記の設定をすることを推奨します。この辺は情報がないので化けている場所のコードとデータを追って探すことになるので結構やっかいです。