プログラマの理想郷について
ちらりとブログで話題になっているので、パソコン黎明期からバブルがはじけるぐらいまでのプログラマの理想郷について聞いた話を書いてみたいと思います。
当時はまだコンピューターが高価な時代であり、比較的裕福な家に住んでいる人か高収入を得ている人しかコンピューターを持つことが難しい時代がありました。パソコン一式購入して100万円とかの時代ですね。
その時代から活躍していたプログラマの人が中心として作った会社のお話です。
プログラマの理想郷ってなんだと思いますか?
私が思う理想郷って「働かなくてもいい会社」だと思います(笑)
だって、プログラマって将来楽するためにいまがんばる人種だと思いますので、働かなくてもいい環境が理想ですよね?
その会社は特殊な分野での第一人者がいたので、年1本ぐらいソフトを発売するだけで仕事をしないでも会社がまわっていたようです。そのため夕方ぐらいに出社してテレビを見て会社で時間をすごしてから帰るような社員もいたとか、いないとか。。。
経営には無頓着な人がやっている会社ですので、最終的には中間でソフトの売り上げをものすごい抜かれていたり契約面でぼろぼろだったのですが、それ以上の売り上げをあげていたのでバブルがはじけるまでは存続できたようです。
歴代の在籍者を聞いてみると、そうそうたるメンバーで、聞いたことあるようなソフトの開発者がいたようですが去っていった人が多かったみたいですね。
プログラマが理想郷にいるとどうなるか?
たぶん、伸びなくなります。スタープログラマの人は元々第一線でプログラムを組む能力があったので、伸びなくても超一級なのですがそれ以外の人はたぶんプログラマとしての能力は止まってしまいますね。
成長しなくてもいい環境ってのが理想郷なのかもしれません。
その証で、10年以上も会社を存続されていたのに新人から育ったプログラマがいなかったようです。難しいことはすべてスタープログラマの人が組むので、新人は雑用系のコーディングしかさせなかったみたいです。
この辺は浦島太郎みたいなものかな?
居心地がいいと時間が止まってしまうみたいです。
これって主夫になりたいって思うプログラマの心理と一緒でしょうか?(たぶん違う)